看護師が放射線技師の資格を取る魅力とは

診療放射線技師の資格を取得すると、放射線を使った検査のスペシャリストを目指すことができます。看護師として働く上では必須の資格ではないものの、放射線技師としての資格があれば従事できる業務の幅を広げることが可能です。
特に病院では、MRIやX線などによる検査の担い手として放射線技師が重宝されています。そのため、看護師と放射線技師のダブルライセンスを持ちたいと考えている人も中にはいます。
患者の立場から考えると、看護師でもあり且つ放射線も取り扱える人に検査をしてもらえれば安心できるというメリットがあるでしょう。そのため、両方の資格を持っている人は検査での活躍機会が多くなるのが特徴であり、業務の大半が検査になることも稀ではありません。
検査メインでの活躍を望む場合には、希望が叶う職場へ転職することで検査の専門家として働けることも多いです。
検査の担い手になると、看護師ほど患者と密接なコミュニケーションを取る必要がなくなる傾向にあります。検査中の最低限のコミュニケーションのみで済むため、患者との人間関係の構築に悩む必要がなくなるのは1つの魅力とも言えるでしょう。
看護師として働いていてコミュニケーションで苦労しているという認識がある人は、放射線技師の資格の取得を検討してみても良いかもしれません。
一方、検査を行う時間は厳密に定められている職場がほとんどであるため、残業や時間外労働といったことが発生しにくいというのも魅力です。検査は日中の需要が高いので、夜勤のない医療機関もあるでしょう。家庭やプライベートとの両立も図りやすい職種であると言えます。
このように、放射線技師になることで得られる魅力はさまざまです。